東日本大震災の年、大洗-苫小牧のフェリーを利用の北海道ツーリング。 後編は、腰痛悪化で急遽泊った北見のホテルから・・・美幌峠、濃霧の屈斜路湖畔を越えて、摩周湖、帯広、狩勝峠を越えて、富良野、上富良野、最終日は積丹半島を周って支笏湖で夕暮れを迎えてから苫小牧へ。
2011/8/9 復活! 道東巡りしてから帯広へ
美幌峠
ホテルで一晩寝たら、体力回復。 朝食バイキングを平らげ、美幌へ向かいます。 美幌までは晴れてたんですが・・・美幌峠から先は霧の中。 涼しくて気持ちいい。
霧の摩周湖は見られない
たまには霧の摩周湖でも見に行ってみるかと思い、山を登って行くと・・・残念ながら、霧の摩周湖は見られませんでした。
行き当たりばったりな思考
明日は上富良野での宿泊が決まっているので、今日は十勝か襟裳、それとも日高辺りにするか・・・取り敢えず、涼しい太平洋沿いの霧の中を進むことにしました。
久しぶりに道の駅しらぬか恋問で豚丼。 だいぶ、味落ちちゃったかな!?
ナウマン国道・・・結局、帯広
海沿いのナウマン国道をひた走り、晩成温泉も通り過ぎ・・・
やっぱり、帯広でホテルにしておこう。(^^;;; どうやら、今夜から雨っぽい。 ホテルの軒下に入った瞬間、雨が降ってきた。
2011/8/10 雨・・・狩勝峠を越えて、かみふらの
雨の狩勝峠越え
まだ、雨は降るまい・・・ホテルの軒下から走り出そうとしたら、滝のような雨になった。 諦めてレインウェアを着込む。 道内全体が雨の予報ではあるが、台風崩れの雲が筋状に散らばっているようなので、降ったり晴れたりするだろう。
新得辺りでは少し小雨になっていた。 そば畑の写真を撮っておいた。
狩勝峠を越えると雨は上がり、空が明るくなった。 蒸し暑くて堪らない。 南富良野辺りでコンビニに寄り、レインウェアを脱いだ。 スポット的に降っていて、濡れてもそのまま走っていれば乾くという感じ。
8月のラベンダーは?
ハイランド富良野のラベンダーはどんなんだろう?・・・死んでました。(ーー;)
ファーム冨田
雨でも楽しめるだろうと、ファームトミタにやってきました。 いや、さすが・・・いつ来ても見事です。
ラベンダーソフトはミント味。
観光地化された青い池
お昼はその近所のお店でジンギスカン定食。 店員さんに青池にでも行ってみればいいんじゃないですか?っと言われたので、聞いてみた。
もうすっかり観光地になっちゃったんでしょう?
ええ、観光バスもやって来ます。(^^;;;
まあ・・・行ってみるか。 上富良野~美瑛の丘を突っ切って、すぐ到着。 青い池こんなになってるとは。 そのうちきれいに整備されて売店でもできるのかな。
白銀インフォメーションセンターで休憩しながら、ちょっと早いけど宿入りすることに決めた。
かみふらの道楽館
ツーリング最終日はかみふらの道楽館。 さすがに一番乗りでした。 雨だからみんな早く来るなぁ・・・とか話してるうちに、続々とお客さんが到着。 っと思ったら・・・??? あら、キタノさんが来たの? 原発事故で大変な状況が続いている福島を発ち、東北をキャンプしながら北上しているうちに北海道に上陸してしまったらしい!?
まあ、それでも、いつも通り、楽しく酒と料理を頂き、笑い声の絶えない晩になりました。 今夜は野菜たっぷりの夏バテ解消メニュー!?
訃報
ここで思いも寄らない悲報が入った。 キタノさん主催のEOC(永久ライダー・オフ・キャンプ)でお馴染みのMACさんが通勤途中の事故で亡くなったというのです。 え? 全く信じられない。 誤報かも知れない!? つい先程まで笑いの渦だった空間が凍り付いた。 キタノさんは明日帰ると決め、ネットでフェリーの空きを確認。
後日、キャンプ仲間の集まったお通夜では、我慢強い全員分の涙を代わりに流してくれた永久ライダー。 いつも照れ隠しで寒いギャグ連発してばかりいるが、真っ直ぐで純粋な心の持ち主なのである。
sottoooさんとオレは、経験談など踏まえて、若者2人に危険予測の難しさなど説教めいた話もしてみたり・・・。 夜は更けて、悲しみに暮れる永久ライダーの隣のベッドに横たわった。 まずはちゃんと寝ないと・・・。
朝食~出立
翌朝、早くからみんな外に出てバイク談義したり、荷造りしたり、いつもの道楽館の朝。 朝食は冷やし粥。 ご飯に夏野菜を乗せて、ほんのり出汁の効いた烏龍茶をぶっ掛けて・・・これ美味いわ♪ 今日も暑い。 あとは、積丹をゆっくり周ってから苫小牧発の深夜便で帰るだけ。 他のお客さんを見送り、ゆっくり出発しました。
2011/8/11 最終日は積丹半島周って苫小牧
一気に積丹岬
滝川から高速に乗り、一気に小樽へ。 特に寄り道もせず、積丹岬へ向かいました。
神威岬には何回も行ったけど、積丹岬は初めてだったんです。 駐車場から灯台までの急坂を登ったら、息切れして汗だく。(×o×;)
ちょっと走ってからうに丼にしようと目論んでいましたが、ここで食べちゃいました。 美味~い♪
何かメール来てたみたい・・・確認してみると、 千葉のハヤブサ仲間のトンボさんからだ。 すれ違ったみたい!? わかんなかったなぁ。(^^ゞ
羊蹄山眺めて一休み
まだまだ時間はあるけど、ニセコパノラマラインはやめておきました。 腰痛くなってきた。 京極のコンビニで長めの休憩を取り、苫小牧へ向かった。
支笏湖の夕暮れ
支笏湖で夕焼け・・・案外、木が生い茂っていて湖が見えない。 結局、支笏湖温泉まで行き、辿り着いた頃には日は沈んでしまった。(^^;;;
ゆっくり長い船旅で・・・
フェリーターミナルの近くの山岡家でラーメンを食べてゆっくり休み、隣のコンビニで食料と酒を調達。 まだ時間は早過ぎると思ったが、もう走り疲れた。
フェリーターミナルに到着してみると、すでに1台バイクが停まっている・・・って、昨晩、道楽館でご一緒した人だった。 お陰さまで、長い船旅を退屈せずに楽しくに済みました。
今年はいろいろあり過ぎた。 大震災後の自粛ムードのせいか、8月にしては道外ライダーは少なかったように思う。 幾つもの偶然が重なって、人との繋がりも再認識させられる旅でもあった。
あの時、普通なら7月の北海道ツーリングだけで済ませたはず。 無茶して再び8月に渡道しなければ、一生出会うことはなかっただろう。 以来、キタノさんや野営の達人MACさんを始め、いろいろな方々にお世話になりながら、自分なりのキャンプツーリングを楽しめるようになってきたのだ。
今回のツーリングは直前まで全くその気もなく、家でゴロゴロしていようと思っていたのに、突然思い立って渡道。 偶然、かみふらの道楽館でキタノさんに再会し、その場でMACさんの悲報を知ることになった。
もし、家でゴロゴロしていたとしたら、悲報に接することもなかったかも知れない。 一体、どれほどの偶然が重なったのか・・・何か宇宙的な力を感じつつ、帰路に着いた。
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