2007/9/22-23 しらびそ高原ツーリング

日本のチロルと呼ばれる下栗ツーリングの話が持ち上がり、調べているうちにその近くのしらびそ高原でキャンプしたいと思い、行って来ました。 しらびそ高原山岳オートキャンプ場、標高1900mですっ♪

久しぶりの職場仲間ツーリング

今回のツーリングはいつもの職場バイク仲間3人衆。 年齢は違うけど全員午年±12才。 Tomyさんは下栗日帰りツーリング。 しらびそキャンプは私とZENさん。 茅野のセブンイレブンにAM9:00集合です。

久しぶりの早朝出発予定のツーリングという事で、例によって気合いが入り過ぎて眠れません。(^^ゞ ほとんど寝ないでAM4:00に荷造り開始~っとやってるうちに日も昇りAM5:10出発となりました。
首都高湾岸線に乗り、ベイブリッジ~首都高環状線~中央道っと乗り継いで、集合場所にはAM8:30頃に到着。 しかし、1等賞はTomyさんでした。(ーー;) いつも一番乗りのZENさんは珍しく大遅刻。 AM10:00過ぎ頃にスタートを切れました。

茅野に集合

私を先頭に茅野からR152を通って日本のチロル下栗を目指します。 天気は快晴っ♪ 通行するクルマも少なく、快適に走れました。 走っていれば涼くて気持ちいいっ♪♪ 途中、妙に川の水が青くてきれいに見えたので突然休憩してみたり。

三峰川
三峰川
川を眺めながら休憩

分杭峠

前を行くクルマに続いて狭いタイトターンを繰り返しながら山を登って行くと、少しだけ景色が開けた所に出た。 分杭峠 標高1424mです。
駐車場があり、ここへ訪れる人は割と多いようだったが、さらに先へ南下して行くクルマは あまり居なかった。 私はと言えば・・・あまりパッとしない景色だったので、通り過ぎてしまうところだった。(^^ゞ

分杭峠
分杭峠
分杭峠

ハプニング

R152を快適に走行中、"通行止め 迂回路→"なる看板をよく見ずにヒョイヒョイと曲がって行ってしまったところが、20°くらいあろうかというすんごい急坂。 2番手ZENさんは一瞬で看板の隅にある"本日通行可"を読み取っていたそうな。 しかも、迂回路も反対方向だし・・・。 で・・・急坂はその急角度のままでプッツリと行き止まり。 道幅は3mも無いくらい。 路面にはジャリが浮いていて、フロントブレーキを掛けてもズリズリと滑り落ちるような状況です。 キャンプ道具満載だし。

さて・・・どうやって戻るの!? かなりビビリながら、ハンドルを切って両足で踏ん張ってバックして方向転換しますが、平地なら踵がベッタリ着く私でも急坂の下側を支える左足はつま先立ちです。 ハヤブサは重心が低いので、なんとかクリアーっ。 ZENさんのブラックバードは重心が高い上に足付きも良くない。 Tomyさんはハヤブサでジャリのエリアにまで入ってしまっている。 手伝いたくても、この急坂ではバイクを停められない。 取り敢えず、下まで降りてしまいました。 ZENさんも無事にクリアー。 Tomyさん、遅い・・・。 もしや・・・。 ZENさんと2人で歩いて様子を見に行ってみると、途方に暮れているTomyさんが居ました。

やはり、立ちゴケしてしまい、何とか引き起こしたもののブレーキレバーが根元からポッキリと折損。 この急坂、フロントブレーキ無しでどうやって降りる!? まず、1速に入れれば止まって居られる。 2人掛りでバイクを受け止める準備をして、リヤブレーキで止まって居られるのかチェック。 2速くらいの半クラとリヤブレーキで何とかゆっくり降りて行けるのではと・・・なんとか脱出。

行き止まりの急坂

ここから一番近い街まで出て、ブレーキレバーをゲットしたいところですが、なんせ山奥なので、フロントブレーキ無しという訳にも行きません。 ZENさんが持っていたブラックバードのブレーキレバーを付けられないか試してみます。 おやっ!? ピッタリ・・・。  ちょっとストロークにガタがあるのと、ピストンを押す部分の当たりが悪くて引っ掛りそうなのを除けば、何とか使えそうです。

これでTomyさんを先頭にゆっくり目に走り、飯田の街へ向いますが、途中のコンビニで休憩・・・うわっ!? 後を見ないで凄い勢いでバックしてきたおばさんのクルマがTomyさんにぶつかる寸前で止まりました。 そう言えば、今朝出発するときにも、バイクが勝手に倒れてクラッチレバーの先端が折れちゃったというのがあり、Tomyさんは厄日・・・?

取り敢えず、飯田のガストで昼飯です・・・。 バイク屋かバイク用品屋を探さねばと・・・ZENさんの調べで、近くにレッドバロンがあるのが分かりました。  レッドバロンで先端の折れたブレーキレバーをゲット。 ツーリング再開ですが、時間的にも精神的にも、しらびその麓まで一緒に走ったところでTomyさんは離脱。 今日は厄日みたいですから、気を付けてっ!! 下栗はリベンジしましょう。

Tomyさんは帰路へ

しらびそ峠

雲が多目でしたが、晴れていればいい景色かも。 遥か下の方に流れる川の流れの音も聞こえます。
峠までの道は所々舗装が荒れたり段差があったり、小石が転がっていたりするものの、普通に走れる状態でした。 ガードレールが無くなってる箇所もあったりして、落石や土砂崩れが多い地帯なのには違いありません。 まあ、この辺りは何処もそんな感じ?

しらびそ峠
しらびそ峠
しらびそ峠

しらびそ高原オートキャンプ場

しらびそ高原山岳オートキャンプ場は、宿泊施設ハイランドしらびそが管理する標高1900mのキャンプ場です。 1サイト\3,500_と高いのですが、是非行ってみたいと思ったのです。 天候に恵まれれば、最高でしょう。

お風呂はハイランドしらびそ内の展望風呂を\200_で利用できました。
今回は生憎、雲が多くてお風呂からの景色はあまり良くなかったのですが。 風呂から上がり、ベランダで夕日を眺めながら一服タイム。 雲は多いけど夕焼けになればいいな・・・淡い期待は脆くも崩れましたが・・・。

ハイランドっしらびそから夕日
真っ白

しかし、キャンプ場へ戻ると、この辺はガスっていない。 月や星空も楽しめました。 晩飯は鶏鍋とポトフ。 高校時代に山岳部で鍛えたZENさんの炊いたご飯。 炭火で肉を焼ければとも思っていたのですが、そんなに2人で食い切れない。 雰囲気作りと暖を取るための炭火となりました。 北海道ツーリング話をしたり、空を眺め、写真を撮ったりしているうちに夜は更け、PM10:30頃には就寝。  ZENさんは隣のテントに潜り込んだ直後にはいびきをかいていた。

キャンプ場は月夜
焚き火台

しらびその夜明け

AM5:00自然に目が覚め、外に出てみたら絶景が目の前にありました。 昨日の晩飯の残りを火にかけたまま、辺りを散策。 山の頂から日が昇るまで刻々と変化する山の景色を堪能しました。

しらびその夜明け
しらびその夜明け
しらびその夜明け
キャンプ場の駐車場は砂利

日が昇った頃、ZENさんもお目覚め。 デジカメの写真を見せると、なんで起こしてくれなかったんですかーっ! いやっ・・・気持ち良さそうにいびきかいてるから・・・。
夜露でバイクを洗車したり、朝食食ったりしてゆっくりした後、撤収作業。

ZENさんお目覚め
夜露で洗車後
ブラバは健在

ハイランドしらびそに札を返しに行きました。 一見、無愛想な管理人のおじさんに、早朝の景色がすごくきれいだった事を話すと、ニコニコしながらどうぞまたいらしてください。 今度はちゃんと予約してねと。 ここには、また来るでしょう。

ハイランドしらびそ駐車場

日本のチロル 下栗

しらびそから下栗へ向かう道路は落石のため通行止め。 それは事前に知っていたのですが、下栗の村を一望できるビューポイントに向かう道路も通行止めになっていました。( ̄□ ̄;) 通行止め地点にバイクを停めて、ビューポイントまで歩いて行ってみることにしました。

下栗ビューポイント手前の通行止め箇所

事前に調べた情報によると、観光用でも何でもない私有地らしく、道路脇の凄い急斜面を降りて歩いて行かねばならんとか・・・。 水道施設の近くの道路脇の"火事注意"の小さな表示に落書きのように"天空の郷"と薄く書いてあった。 そこを降りて行くと"天空の郷ビューポイント"と記された地点までは到達できましたが、そこからは何も見えない。 たぶん、この下の足場の無い急斜面を降りて行くのだろうと思いましたが、さらに下へ降りるのはかなり危険な感じだったので、ここで断念しました。 レーシングブーツだし。(^^;;;

帰宅してからよく調べ直してみたら、そこから下へ降りるのではなく、10分ほど奥へ歩くらしい。 また来年挑戦ですかな。

ビューポイント?
どっちへ行けばいいのか不明
あきらめた

バイクのところまで戻り、しばらく休憩。 とにかく汗だくになりました。
んでは、飯にしようっ♪ ちょっと下ったところにある高原ロッジ下栗に入り、ざるそばを頂きました。 ちょっと生き返った。
ここの駐車場からの眺めも素晴らしい。

高原ロッジ下栗からの眺め
高原ロッジ下栗からの眺め
高原ロッジ下栗からの眺め

茅野経由で帰路へ

R152を茅野へ向かって北上しました。 しらびそ麓の通行止め区間は舗装林道を通れました。 R152の工事中のジャリ道は2箇所ありましたが、まあ、日中なら特に問題ないレベルでした。 夜間や雨のときは嫌かも。

通行止め

川の水が涼しげで、ああ~水浴びしたい・・・って思いながら走り続けました。

川沿いを行く
川の水が涼し気

途中の道の駅で休憩し、ブルーベリーソフトで冷却。

ブルーベリーソフトクリーム

あとは帰るだけですが、中央道に乗る手前から雨に降られ、そのまま突破。 天気予報を信じてレインウェアを持って来なかった。(ーー;) 高速を走りながら自然乾燥できましたが。

土砂崩れの多い地域ですが、また、いつか、ゆっくり絶景を眺めに行きたいですね。

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